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持論を展開する佐瀬防衛大学名誉教授 |
「北方領土の日」の7日、第30回北方領土返還要求県民大会(同県民会議主催)が岩出市荊本の市民総合体育館で開かれ、防衛大学校名誉教授の佐瀬昌盛さんが「解決にはまだ時間が必要。領土返還運動を継続させるために世代継承が重要だ」と訴えた。
関係者や市民約400人が参加。佐瀬さんは「2島返還という論もあるが、色丹、歯舞については、日ソ共同宣言(1956年)で平和条約締結後に返還すると定められている」とし、「2島要求は矛盾する。対象を4島一括で示しておけば、島別に返還期限を決めても良い」と主張した。
そのほか大会では、北海道根室市の北方領土返還要求市民大会(昨年8月)に参加した市立岩出中学校の生徒による報告や、4島返還の日まで粘り強く運動を続けていくことなどの大会宣言が採択された。来年は和歌山市で開催される予定。
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