2011年02月21日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

りら学生が真国神社に舞を奉納

真国御田の舞を奉納する生徒たち

真国御田の舞を奉納する生徒たち

紀美野町真国宮のりら創造芸術高等専修学校 (山上範子校長) の生徒12人がこのほど、 地元の真国宮丹生神社に、 1年の豊作を祈願する伝統芸能 「真国御田の舞」 を奉納した。

真国御田の舞は、 田植えの準備から脱穀まで米作りの1年間を語りと舞で表現した伝統芸能。 ご利益を求めて堺の住吉大社から伝わり、 数百年前から神社に奉納されてきたが、 過疎化や少子化など時代とともに何度か途絶えた。 一昨年前に地域住民の強い要望を受けて生徒が復活させた。

内容は農夫役の2人による苗代作りに始まり、 田植え、 モミすり作業まで語り中心に構成され、 昔から伝わる言葉 「やまと言葉」 でせりふを語るのが特色。

今回は伝統芸能が途絶える前の舞を知る住民に振り付けを指導してもらい、 より当時に近い形で表現された。 本番では生徒たちは引き締まった表情でそれぞれの役柄を演じきり、 住民たちの思いを実現させた。

2年生の海津由布子さんは 「ことしはより昔に近い舞が表現できた。 地域の人が大切にする伝統芸能の大切さを改めて感じた」 と話していた。





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