2011年02月24日

02.政治・経済

和歌山市がチャイルドシート貸出へ

経済的な育児負担を少しでも軽減しようと和歌山市は来年度から、 乗車時に6歳未満の幼児に着用が義務付けられているチャイルドシート(3歳まで)とジュニアシート(3~6歳まで)を無料で貸し出す方針。 貸出期間は半年までとしており、 基本的には無料だがクリーニング代が必要になるという。 市はシートの購入資金として249万2000円の予算案を現在開会中の議会に提案する。


県内でのチャイルドシートの貸し出しは、 自治体単位ではすさみ町などで実施。 県交通安全協会では60台を所有し、 県内に14カ所ある支部で無料で貸し出している。 県交安協では昨年の貸出回数は391回で、 平成21年より50回増加。 貸し出し期間は1週間程度の短期で、 帰省や旅行時にチャイルドシートが必要になった場合などに貸し出すことを前提にしているようだ。

今回市が提案する貸し出しは、 チャイルドシートの普及が目的ではなく、 あくまでも育児負担を和らげることが目的で、 特に所得が多くない若年夫婦を支援したい狙いがある。 例えば、 一人目の子どもがシート不要になる年齢まで数カ月に迫っている時期に二人目の子どもが生まれた場合、 新たにシートを購入せずに貸し出しを受けることで、 新たなシートを購入する必要がなく経済的な負担を減らすことができる。

予算案が承認されれば、 市はチャイルドシート40台、 ジュニアシート10台を新品で購入する。 こども家庭課は 「ニーズを確かめつつ、 少しでも子育て世代の負担を軽くできれば」 と話している。





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