2011年03月02日

02.政治・経済

中野BCが東京進出、来年度売り上げ110%目指す

関東が梅酒の売り上げの約7割を占める

関東が梅酒の売り上げの約7割を占める

海南市の酒造会社中野BC(株)(中野幸生社長)は、首都圏での梅酒などの販売を強化するため、東京都江東区に事務所を新設した。 同社の梅酒の売り上げは関東地方が約7割を占め、 東京進出で更なる販路拡大を図る。同社が県外に事務所を開設するのは初めてで、 これにより来年度の売り上げを本年度比110%に伸ばす方針だ。

同社はこれまで、3人の従業員を在宅勤務という形で関東に配置していたが、 ビルの1フロアにオフィス(63平方メートル)を構えることで2人増の5人体制とした。 これまでは飲食店を中心に業務用の商品を卸していたが、カバーしきれなかったスーパーなどの業態に営業をかけることができるようになる。

同社の中野幸治専務(35)は「お客様からもスーパーで本物志向の梅酒が買えないという声も多くあり、 十分に需要があると考えています」 と話している。 具体的な戦略としては、父の日や母の日、 バレンタインデーなどの記念日限定商品などで提案力を高めていくという。

同社の梅酒は平成15年から5年連続で出荷量が増えており、 イチゴやハッサクなど地元の果物を使った 「カクテル梅酒」 の展開により、 梅酒の売り上げは5年間で25倍に急伸している。

中野BC東京オフィス 東京都江東区東陽3―23―24、 丸本ビル7階(TEL03・5635・2526、 FAX03・5683・5188)。





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