2011年03月04日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

紀州海南ひなめぐりが閉幕

人形を納めにいく参加者たち

人形を納めにいく参加者たち

まちにひな人形を飾ってまちおこしをしようと、 海南市で先月1日から開かれてきたイベント 「紀州海南ひなめぐり」。 最終日の3日夜には、 JR海南駅構内に飾っていた約900体の人形をしまう 「納め式」 が行われた。 平安衣装を着た3人を先導役に、 子どもたちが人形をお盆に乗せて出発。 駅から約150メートル離れた商店街の空き店舗まで持って行き、 大事にしまった。 参加者は 「また来年も会おうね」 と名残惜しそうだった。

式には約200人が集まり、 東美智実行委員長は 「多くの人の協力があり、 盛り上がることができた。 次回も楽しみといった声をもらったし、 来年もやりたい」 と感慨深そうに話していた。

人形を運ぶ通りは約100個のぼんぼりでライトアップされ、 市民が作ったひな祭りソングも流されるなど雰囲気たっぷり。 参加者は幻想的なムードを楽しみながら人形を運び、 1カ月間、 毎日顔を合わせてきた人形に別れを惜しんでいた。

イベントに参加した岡天胡ちゃん (9) は 「きれいな光の道だった。 来年もおひな様に会いたいです」。 先導役を務めた猪本啓太さん (24) は 「このようなひな祭りの行事に参加できて良かった。 伝統になってくれれば」 と話していた。

イベントは市特産の伝統工芸品 「紀州雛」 からアイデアを得て、 市民有志が初めて企画。 期間中は同駅、 商店街、 黒江川端通りなど町中に約1800体の人形を飾り付けた。 「たくさんのひな人形と出会える」 と県内外からの観光客にも好評だった。





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