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全国でヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンを接種後に死亡する事例が相次いでいることを受け和歌山市は7日、 両ワクチンの接種を一時的に見合わせることを発表した。
市は、 昨年12月からヒブワクチン接種の費用助成を開始。 平成23年度当初予算案には生後2カ月から5歳未満の乳幼児を対象にした 「ヒブ・小児用肺炎球菌ワクチンの予防接種」 を無料化するための費用として4億743万6000円を計上している。
しかし、 3月2日から4日までに全国で4件の死亡例があったことから、 国がワクチン接種と死亡の因果関係を調査する間、 各市町村に接種を見合わせることを通達。 国は8日に詳細な検討を行うという。
また、 市は同日、 4月から開始予定だった 「子宮頸 (けい) がん予防ワクチン接種」 もワクチンが全国的に不足していることから、 開始を延期することを決めた。
市は、 同年度予算案に中学1年生から高校1年生の女子生徒を対象に子宮頸がんワクチン接種の費用の一部を助成するための予算として1億5228万6000円を計上している。 7月ごろから安定供給できる見通しだという。
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