2011年03月20日

00.社会

風土記の丘でミツマタ

淡い黄色が愛らしいミツマタ

淡い黄色が愛らしいミツマタ

和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘の万葉植物園でミツマタの花が咲き始めた。
枝先が三つに分かれていることが名前の由来になっている。 先端に黄色の小さな花が集まって咲き、 形も蕾(つぼみ)も少し不思議な花。 樹皮は和紙の原料にもなり、 現在の千円札の原料の一つという。

ジンチョウゲ科特有の甘い香りが漂い、 すぐそばには、 ミツマタが詠み込まれた万葉歌 「春去れば まづ 三枝(さきくさ) の 幸(さき)くあらば 後にも逢はむ な恋ひそ 吾妹(わぎも)」 の立て札も添えられている。 このほか植物園には、 約70種の万葉植物と柿本人麻呂や山上憶良などの歌を記した5基の万葉歌碑も設けられている。 これからの季節、 植物にいにしえ人の思いをはせながら園内を散策してみるのも楽しいかも。





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