2011年03月21日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

紀の川市の田中理事が同市の食育本出版

完成した本を手に田中さん

完成した本を手に田中さん

昨年12月に近畿初の「食育のまち」宣言をした紀の川市の取り組みをまとめた本「食育のまち紀の川市」 が22日、 発売される。 著者は農水省から同市へ出向している農林商工部長で同市理事の田中卓二さん(45)。 平成19年4月に赴任してから4年間の集大成だ。 中村愼司市長をはじめ、 市にかかわる各分野の20人へのインタビュー記事も掲載している。

イチジクとハッサクが全国1位の生産量を誇る同市。 基幹産業である農業の活性化や、 食育のまちづくりに積極的に取り組んでいる。 全国的に地産地消などが推進される中、 今回の本も県内外から注目されそうだ。

本は全7章構成で、 第3章では20年9月に策定された 「市食育推進計画」 の完成までの経緯を紹介。 以前は 「食育」 というテーマが農林商工、 保健福祉、 教育の3部にまたがっていたため計画の策定作業が進んでいなかったことを説明し、 計画づくりに向けて各部に連携を呼び掛け、 着実に作業を進めていったことなどをつづった。 本は田中さんの自費出版で、 田中さんは 「紀の川市民の方はもちろん、 市民以外の人も楽しめる本に仕上がりました」 とPRしている。

本にはCDの付属もあり、 田中さんが作詞作曲した 「紀の川ぷるぷる娘の歌」 など市の歌6曲や、 食育資料のデータなどが収録されている。 販売は和歌山市と紀の川市の書店のほか、 めっけもん広場や青洲の里、 インターネットでも購入できる。 ウイング出版部発行、 280ページ、 定価は2100円。

また、 本書の発売記念講演会が、 20日午後2時から和歌山市七番丁のモンティグレ (ダイワロイネットホテル和歌山)、 26日午後1時から紀の川市西大井の市役所南別館 「ホール田園」 で開かれる。





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