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和歌山駅前で支援を呼び掛ける陣営 |
県議選(10日投開票)が1日告示され、 和歌山市選挙区(定数15)には2人オーバーの17人が出馬。 街宣車スピーカーの音量を下げるなど、 東日本大震災に配慮しながらの選挙戦が幕を明けた。
いくつかの陣営が街宣車の音量をしぼっているほか、 自転車による活動や肉声でのPRも目立った。 中には、 選挙ポスターに震災を見舞う内容のシールを張り付けたり、 義援金を自ら募る候補者も。 一方で、 「自粛することも考えたが、 訴えるべきことは訴えるべき」 と、 従来通り街宣車で回る陣営もあり、 初日から対応が分かれた。 各陣営とも軒並み後援会入会者が減っているといい、 有権者自身にも自粛ムードが漂う中、 選挙へいかに引き込むかも力の見せどころとなりそうだ。
前回、 当確線上だった陣営の関係者は 「早くに事務所開きしたけど、 選挙離れの印象がある」。 また、 上位当選した陣営の関係者は 「選挙がたて続きにあり、 震災が発生したことで、 有権者が疲れている。 『選挙どころじゃない』 という空気もあり、 盛り上がりに欠ける選挙になりそう」 と話し、 「後援者がだんだんと高齢化している。 『○○さんなら勝てる』 というイメージが付いていることで、 逆に票が流れてしまう怖さもある」 と警戒する。
政策目標に東南海・南海地震を想定した防災対策を組み込む候補者が多く、 いかに具体策を打ち出せるかも争点の一つになりそう。
選挙前半戦の週末、 各候補者は、 各地の施設や大型量販店などで個人演説を予定しており、 舌戦がヒートアップしそうだ。
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