2011年04月09日

00.社会

県が岩手にボランティア20人派遣

出発式に臨むボランティアの人たち - 県が岩手にボランティア20人派遣

出発式に臨むボランティアの人たち

東日本大震災の被災地を支援するため県、県災害ボランティアセンターは8日、公募で集まったボランティア20人を現地へ派遣した。和歌山市手平の和歌山ビッグ愛でバスの出発式が行われ、仁坂吉伸知事は「被災地はまだ寒くて本当に大変。ボランティアの方々には頭が下がる思いだが、現地の人にも必ず気持ちは伝わる」と激励した。

公募には83人の応募があった。派遣される20人は22歳から69歳で、男性16人、女性4人。岩手県花巻市内に宿泊し、9、10の両日、大槌町ボランティアセンターの指示に従って活動し、11日に帰還する。主な活動は半壊している住宅や側溝などの泥かき、家具の搬出など。

式では犠牲者に黙とうをささげ、ボランティアを代表して橋本市の日本防災士会員、梅木直幸さん(65)は「県民の心を岩手県へ持って行って、少しでも力を届けて任務を全うします。頑張ってきます」と力強く述べた。

最年少で参加する和歌山市加納のフリーター、谷本真秀さん(22)は「津波で多くの家が流されるなどの被害の大きさを見て、被災地の人たちと接し少しでも力になりたいと思った」と話していた。現地へのボランティアバスの運行は今後も引き続き行い、2回目は4月下旬を予定しているという。





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