2011年04月22日

02.政治・経済

当確ランプともれ 市議選ラスト一日

街頭で有権者に手を振りアピールする運動員ら

街頭で有権者に手を振りアピールする運動員ら

和歌山市議選(定数38)の投開票まで残り一日。 各陣営は朝から選挙カーで街頭に繰り出し、 最後の 「お願いコール」 と名前の連呼で有権者に強烈にアピール。 連日の演説会で声が枯れている候補も目立つ。 各陣営は運動員を総動員しての電話攻勢や辻立ちなど最後まで抜かりのない活動で、 当確ランプがともる3000票目指して集票に奔走している。

今回は現職30、 元職2、 新人13の総勢45人が立候補。 現職10人が引退を表明したため、 新人が乱立し、 定員を7オーバーする激しい選挙戦となった。 告示前は県議選同様、 東日本大震災に配慮した自粛ムードが漂うかと思われたが、 告示後は各地で選挙カーが絶叫を繰り返すなど、 自粛ムードがやや緩和した様子。

終盤は、 通行量や人通りの多い国道、 県道、 商店街の多い中心市街地などに選挙カーで繰り出し、 「○○です! 頑張ります! よろしくお願いします」 と声を張り上げ、 有権者に手を振っていた。

2期目を目指す現職候補は、 地元を練り歩く桃太郎とスポット凱旋を繰り返して有権者の関心を引く作戦。 事務所の壁に張っている市内の地図もほとんどが塗りつぶされている。 候補は 「胸を張って当選できるように、 最後までやりきる」 と気を引き締めていた。

3期目を目指す現職の陣営幹部は 「今回は反応が良すぎて怖いくらい。 電話も6人の事務員が交代で一日一人あたり70件から80件かけている。 有権者には選挙疲れもあるが、 なんとか前々回並の票を獲得したい」 と手応え十分。 一方、 出陣式に約300人の支援者が集まった新人の陣営幹部は 「すべてが初めてのことで何をすればいいのか分からず怖い。 支援の輪が広がっていると思うが、 まだまだ安閑とはしていられない」 と陣営を引き締める。

また、 市選管は22日から、 自治会や漁協、 農協などの有線放送、 ボードカーを使って投票の呼び掛けを始めた。

市議選期日前投票者数(21日終了時点)1万182人(前回比2906人増)





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