2011年05月06日

03.スポーツ

柔道の健心館畠中道場が移転新設、初げいこ

柔道の健心館畠中道場が移転新設、初げいこ

道場開きを祝う指導者と子どもたち

長年にわたって柔道を通して青少年の健全育成に努めている和歌山市和歌浦東の健心館畠中道場(畠中耕作館長)で5日、 新道場開きの初げいこが行われ、 「こどもの日」 にふさわしく、 道場生たちの元気な声が場内に響いた。

これまでの道場から国道42号線を隔てた元JA施設の3階に移転新設された新道場は畳110畳の広さで、 試合会場が2面設けられる。 壁の側面にはクッション性を重視したラバーを張り、 けいこ中の安全を図るほか、 畳はことしの全日本選手権でも使用された国際大会の規格に適合した品質。 将来の担い手となる子どもたちが、 トップ選手たちと同じ畳で練成することで心身の励みとなることを願っている。

道場開き式で、 畠中館長は 「東北では柔道がしたくてもできない子どもたちもいる。 私たちはこの新道場で初げいこができることに感謝したい。 子どもたちをたくましく、 伸び伸び育てたいという信念で指導にあたっているが、 目先の勝敗よりも基本をきっちり学び、 社会人となっても柔道を続けてほしい。 勝敗にこだわらないといっても負け癖をつけないめりはりのある柔道で、 この新道場から素晴らしい人材が巣立つのを願う」 と期待を込めた。

5歳から15歳までの40人の道場生たちは準備運動から2人組になってそれぞれが自由に技を出し合う乱取まで、 約1時間の初げいこで爽やかな汗を流した。 主将を務める中家俊輔君(和歌浦小6年)は 「新しい道場ができてうれしい。 広くて気持ちよく、 もっと練習を頑張ってことしは黒帯が目標」 と意欲をみせた。





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