2011年05月13日

02.政治・経済

民主県連代表が辞意 会派調整まとまらず?

民主党県連の岸本周平代表が、 県連幹部に代表辞任の意向を示していることが分かった。 和歌山市議会(定数38)の新会派 「絆(きづな)クラブ」 を最大会派にするため、 「民主クラブ」 の4議員を合流させようとしたが、 調整がまとまらず、 党公認の2議員が民主クラブに残るかたちになったことの責任をとるためとみられる。 絆クラブは11人となり、 改選前より2人減となった 「市民クラブ」 と同数にとどまった。

市議会の会派構成は12日に出そろった。 市民クラブ、 絆クラブ、 公明党市議団(8人)、 共産党市議団(5人)、 民主クラブ(2人)、 光クラブ(1人) の6会派。 絆クラブは旧新和クラブ、 旧新風クラブ、 民主クラブから離脱した2議員で構成し、 新人の小川孝夫、 上田康二の2議員も合流した。 代表の北野均議員は 「改選後に新会派の模索が始まった。 より良い市政をつくるために意志を同じくするものが結集した」 と話す。 中村協二議員は 「議会をより開かれたものにしたい、 という議員が集まった。 もっと市民に分かりやすい議会にしていけたら」。

一方、 民主党公認の2議員で再スタートすることになった民主クラブ代表の山本忠相議員によると、 今月6日にクラブ内で新会派結成に関する話し合いが持たれ、 4人中3人が合流に賛成したが、 民主党公認の永野裕久議員が反対。 県連で会議が開かれ、 幹部から 「2人しかいない党公認議員がばらばらになるのはだめだ」 と指示があり、 2人で引き続き民主クラブに所属することを決めた。 山本議員は 「これしか選択肢はなかった」 と話す。

岸本代表は来月6日に開く常任幹事会で詳細を明らかにする。 ある県連幹部は 「2人が言うこと聞くと思ったんだろうけど、 聞かなかったことが大きい。 2人を新会派に合流させることをいろんなところで約束していたみたいだから...」 と話す。 党支持者の男性は 「会派構成失敗で辞めるのか。 よく分からない。 ほかにいくつも辞める理由があるのじゃないか」 といぶかしんでいる。





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