３期連続で赤字　ノーリツ３月期決算

写真処理機器や医療機器を製造しているノーリツ鋼機(株)(本社=和歌山市梅原、 西本博嗣社長)は19日、 売上高293億1200万円(前期比4・8%増)となる平成23年3月期の連結決算を発表。 営業利益はグループ全体でのコスト見直しや経費の圧縮に努めたことから2億3900万円となり、 前期に比べ71億6200万円改善したが、 円高による為替差損や構造改革費用などで純損益57億8200万円(前期は208億5700万円)と3期連続で赤字だった。

同社では、 写真の楽しみ方の多様化や消費者動向の変化により、 写真プリント需用が低迷し厳しい状況にあるが、 医療支援関連市場では遠隔画像診断支援サービスの需用が高まりつつあると想定し、 平成24年3月期の連結業績は売上高200億円、 営業利益6億5000万円、 純利益5000万円としている。