2011年05月30日

00.社会

和歌山工業高校で世界禁煙デーフォーラム

和歌山工業高校で世界禁煙デーフォーラム

実践活動などを紹介する西畑さん

世界保健機関(WHO)が定める31日の 「世界禁煙デー」 を前に、 市民グループ 「たばこ問題を考える会・和歌山」 (畑中孝之代表世話人)は29日、和歌山市西浜の県立和歌山工業高校で 「世界禁煙デーフォーラム2011in和歌山」 を開いた。 ことしは、全国に先駆けて県内すべての公立小中高校の敷地内を全面禁煙にしてから10年目に当たり、 これからの課題を考えようと、講演やシンポジウムを通して禁煙教育の実践活動や、学校現場の状況を振り返った。

「禁煙教育の今までとこれから~子ども達にたばこの正しい知識を伝えるために~」 と題し、 会員や医師、 地域の人ら約50人が参加。 「和歌山禁煙教育ボランティアの会」 代表で医師の西畑昌治さんは、 市医師会から禁煙教育の提案を受け同会を発足させたことや、 学校でのボランティア活動について報告した。

西畑さんは、 禁煙教育は児童生徒の集中力を考慮してクラス単位で教えていくことが大事とし、 たばこの害を分かりやすく伝えるため、 学年に合わせた三択クイズを取り入れるなど教材に工夫していることなどを紹介。 今後の課題としては、 児童生徒の喫煙に対する罪悪感の低下を防ぐため、 また受動喫煙を防止するために保護者への禁煙教育の必要性を強調。 これまでと同様に正確な情報提供を繰り返し行い、 禁煙運動を学校から家庭、 地域へ広げていきたいと語った。

世界禁煙デーは、 たばこと健康について関心を深める日としてWHOが平成元年から実施。 また、 この日から6月6日までを 「禁煙週間」 とし、 全国でさまざまな啓発活動が行われる。





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