2011年06月11日

00.社会

午後1~4時重点的に 15%節電呼び掛け

真夏の電力不足を回避するため、 関西電力(株)は10日、 企業や一般家庭に対し、 昨年夏のピークの時間帯に比べて約15%の節電をお願いすると発表した。

期間は7月1日から9月22日。 時間は平日午前9時から午後8時まで。 一般家庭には、 特に午後1時から4時のピーク時に重点的な節電を呼び掛けており、 エアコンの高めの温度設定や不必要な照明の消灯などを求めている。 企業には、 空調や照明、 エレベーターなどの機器の使用抑制や操業形態の調整、 自家発電設備の活用などを要請している。

現在、 定期検査中の原発が再起動できず、 停止が長引いた場合、 電力は極めて厳しい状況になると判断。 本格的な夏を迎える7月以降は、 需用が供給力を大幅に上回ると見通し、 全ての客に対して自主的な節電を呼び掛けることにした。

同社は、 テレビCMや新聞広告、 検針時に配布するチラシなどで具体的な対策を呼び掛けていく。

関電の協力依頼を受けて、 県は 「東日本大震災により経済活動が停滞する中、 直ちに一律15%の節電要請には対応に苦慮するところ」 としながら、 「関西広域連合の申し合わせに従って節電には行政が率先して取り組み、 家庭やオフィスにも協力を呼び掛けるよう県独自の節電アクションプランを現在作成している」 とのコメントを出した。 同社に対し、 県民生活に多大な影響を及ぼす需給見通しについての情報開示を求めるという。





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