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林業について語る西さん |
紀美野町動木の県立海南高校大成校舎 (髙垣正儀校長) で8日、 林業についての講演会が開かれ、 1年生64人が町の主幹産業を学んだ。
地元で林業を営む西増三さん (69) が毎年講師を務める講演会。 西さんは学校にスギやヒノキの苗、 タワシやホウキに使われるシュロの皮などを持参し、 分かりやすく町の林業の歴史を説明した。
昭和20年ごろは今よりもずっと林業が盛んで、 農家が一日でシュロを1000枚採ったとすると、 当時で学校教師の給料約1カ月分程度の売り上げになったと紹介。 しかし、 ナイロン製品が主流になると昭和30年後半から林業は衰退し、 山林はスギやヒノキに移り変わったという。 また、 西さんが持参したシイタケの原木を使い、 菌の植え付けや、 ホダ木に高圧電流を流してキノコを育てる方法なども紹介した。
丸山大輝君 (15) は 「シイタケを育てるのが難しいことと、 山は手入れしないといけないんだなと分かった」。 西さんは 「紀美野町の山を愛する子どもがもっと増えてくれれば」 と話していた。
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05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事
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