2011年06月13日

03.スポーツ

体操史上初! 田中3兄妹そろって世界へ

左から和仁選手、 理恵選手、 佑典選手(平成19年)

左から和仁選手、 理恵選手、 佑典選手(平成19年)

体操の田中3きょうだい(県出身)が12日、 日本体操史上初となる3きょうだいそろっての世界選手権代表入りを確実にした。 同日東京で行われた 「NHK杯兼世界選手権代表決定演技会」 の最終日で、 兄・和仁選手(26、徳洲会)は男子個人総合2位に入り、6位の弟・佑典選手(21、 順天堂大)は種目別ポイント枠で選出、 理恵選手(24、日体大大学院)は女子個人総合2位で快挙を成し遂げた。

昨年、 和仁選手、 理恵選手はロッテルダム選手権に史上初の兄妹での出場を果たし、 一躍注目を浴びていた。

この日、 佑典選手は最後の着地を決めると、 観客に向かってガッツポーズ。 兄姉に並んだ瞬間だった。 高3の時に骨折した右手首を2週間前に再び痛め、 万全にほど遠い状態で挑んだ今大会。 痛みをこらえながら最後の鉄棒に挑み、 父・章二さん(61)と先に代表入りを決めた理恵選手が客席で見守る中、 大きなミスなく演技を終えた。

待ちわびた3人そろっての世界選手権。 理恵選手は目に涙を浮かべながら弟を祝福した。 章二さんは 「子どもたちの夢が現実となって良かったです」。 理恵選手は 「大丈夫だと信じていました。 みんな頑張ってくれた」 と喜びを爆発させ、 「田中3きょうだいの存在を知ってもらえるよう、 楽しんで挑みたい」 と話した。

世界選手権は10月、 東京体育館で開かれる。





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