2011年06月23日

02.政治・経済

冷房控え8月はノー残業 和歌山県が節電開始

冷房控え8月はノー残業 和歌山県が節電開始

冷蔵庫のプラグを抜いて 「節電中」 の紙を張る職員

県は夏至の22日から、 冷蔵庫やポットの使用を控えたり、 冷房の運転時間を短縮するなどの節電を始めた。 7月末までは前年比5%以上の節電を目指し、 電力需要ピークとなる8月には、 さらに残業を禁止するなどして、 同10%以上の節電に取り組む。 一部を除いて9月22日まで実施する。

5月末の関西広域連合の会議で各府県一斉に節電に取り組むことを決定。 それを受けて県は初めて節電アクションプランを策定した。

県庁では、 夏の電力使用料のほぼ半分を占める冷房の運転開始時間を、 午前9時から1時間遅らせて10時に変更。 北館や東館では蛍光灯の6割を終日消灯、 本館ではLED照明の約半数を終日消灯する。 県と各振興局の約200課で冷蔵庫やポットの使用を半分に抑え、 「節電中」 と書いた紙を張り付けて職員に啓発している。

県環境生活総務課の試算では7月の1カ月間で、 冷房の運転時間短縮で前年比5・7%、 冷蔵庫・ポットの使用削減で2%の節電を見込んでいる。

8月からはさらに本腰を入れ、 南館に4基、 北館に2基あるエレベーターの運転を始業時間前を除いて半分にするほか、 毎日がノー残業デーと銘打って、 残業による電気使用を減らすよう徹底する。

また 「県民の友」 7月号に節電のポイントなどを書いたパンフレットを挟み、 県内約40万世帯に呼び掛ける。 同課の岩橋良晃課長(54)は 「県庁の小さな取り組みが県民全体に広がれば」 と話している。





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