2011年06月23日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

「絞り染め」など古風な浴衣人気 岩出市の豊屋

岩出市水栖 ㈱豊屋

ことしは 「絞り染めに挑戦して」 と上原社長

ここ数年、 華やかな花柄などのプリント柄が主流の浴衣。 ことしは手染めの柄が注目されそうだ。 夏祭りのシーズンを前に、 岩出市水栖で30年以上続く呉服屋の(株)豊屋(ゆたかや、上原正富社長) では、 伝統の染め物 「絞り染め」 など古風な浴衣の注文が増えているという。

絞り染めは、 愛知や京都などに伝わる伝統の技法。 布の数百カ所をマッチ棒の先ほどの大きさで縛り、 一部に染料が染み込まないようにすることで着色に変化を与えて柄を完成させる。 職人は、 1平方センチメートル当たりにどれだけの細工ができるかを競い合うという。年々、 職人が少なくなり、 今では貴重な染め物だ。

ことしは絞り染めのほか、 麻と綿を合わせて織る涼しげな 「しじら織り」 も注目されている。 上原社長 (59) は 「ことしは古風な伝統のデザインで、 少し大人を演出してみては」 と話している。

同店では3990円から8万円と、 幅広い価格の浴衣を随時3000着取り扱っている。 メーカーから直接買い取るなどの工夫で安さを実現しているという。 反物も販売しており、 仕立ての注文も受け付ける。 ホームページ(http://www.yutakaya.co.jp/company.html)でも購入可能。 問い合わせは同店 (TEL0736・63・0544)。





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