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「元気に育ってね」 と児童たち |
児童の自然を大切にする気持ちを育もうと、 紀の川市の打田鯉放会 (大河内正裕会長) は5日、 地元の小学生と一緒に、 同市打田の佐川にコイの稚魚を放流した。 ことしで15年目の活動で、 コイも年々、 川に定着。 春になると産卵のため川を遡上 (そじょう) するコイも多く見られるようになっているという。
この日放流したのは、 市立田中小学校 (同市打田、 辻久夫校長) の4年生95人。
佐川と烏子川の合流部の河川敷で、 バケツに入れたニシキゴイの稚魚540匹を放した。
児童らは初めての体験に 「流れずにあそこで泳いでる!」 などと大はしゃぎだった。 上田樹君 (9) は 「楽しかった。 川を守って、 コイに大きく育ってほしい」 とにっこり。
同会は放流活動の他、 春と秋の年2回、 地元企業と協力して清掃活動も実施。 先月27日にも今回の放流を前に、 パナソニック(株)エナジー社和歌山工場 (同市打田) の従業員らと同川を清掃した。
大河内会長(60)は 「ことしで15年目を迎え活動も定着しています。 今後は市内、 他の学校にも活動が広がればいいですね」 と話している。
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