2011年07月08日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

「奥の院参ると仏に」 高野山の講演会

「奥の院参ると仏に」 高野山の講演会

「56億7000万年後に会いましょう」 と山陰さん

講演会 「弘法大師と世界遺産 『高野山』」が7日、 紀の川市粉河の福生寺 (山本純照住職) で開かれ、 50人が高野山の歴史を学んだ。

講師は高野山大学名誉教授の山陰加春夫さん (60)。 高野山には年間約130万人が参拝しており、 山さんは 「高野山の元気は入定信仰 (にゅうじょうしんこう) があったから」 と説明した。 入定信仰とは、 承和2年 (835年) 3月21日に高野山の開祖である空海 (弘法大師) が仏となり、 「現在も奥の院に安置されている」とする信仰だという。
また、 山陰さんは 「高野山には56億7000万年後に弥勒菩薩 (みろくぼさつ) が現れ、 説法を聞いた人々は仏になれる」 という言い伝えも紹介し、「説法を聞くチケットは、 弘法大師がいる奥の院を参ることで約束される」 と述べた。
橋本市から参加した上田幸男さん (80) は 「奥の院をお参りすることで、 未来に皆さんと魂で会え、 仏になれるとは不思議なことですね」 と話していた。
この日は福生寺の弁財天大祭で、 法要や御詠歌宗教舞踊の奉納などもあった。





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