2011年07月09日

00.社会

節電で月2日休業 和歌山県遊技業協が方針

和歌山県遊技業協

店舗と客に協力を呼び掛ける加門事務局長

東日本大震災の影響による夏場の電力不足を受け、 県内のパチンコ業界全体で節電しようと、 県遊技業協同組合 (西山寿一理事長) は節電対策方針を定めた。 組合に加盟する県内の107店舗は平常時は年中無休だが、 今後9月30日までの約3カ月間は月2回以上休業して節電に努めるよう、 店舗に協力を呼び掛けている。

同組合は関電から15%の節電要請を受け、 「他の業界に率先して節電に協力するべき」 と判断。 県内13支部の役員で緊急理事長会を開き、 先月27日の近畿地区協議会で決めた申し合わせ事項を、 組合の対策方針とすることを決めた。

対策方針では期間中、 月2回以上休業する他、 空調設定温度の2度アップ▽店内・野外照明の間引き点灯▽閉店30分前のネオンの消灯を行い、 全体で15%の節電を目標にしている。 しかし強制でないことに加え、 多いところでは一日数千万円の利益を出す店舗もあるといい、 休業することが大きな損失につながる場合もあるため、 実施には慎重になる店舗もありそうだ。 すでに実施を決めている店舗もあり、 実施店舗では、 休業日や節電方針を示したポスターを見やすい場所に掲示し、 客にも協力を呼び掛ける。

同組合の加門仁事務局長 (62) は 「日本の危機に対し、 いち早く協力しようと立ち上がった。 復興の支援となることを願って、 みんなで取り組んでいます」 と話している。

同組合は毎年、 社会福祉施設や団体に物品の寄贈を行うなど、 積極的に社会貢献活動を進めている。





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