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「最後に優勝目指して頑張ります」と選手たち |
部員減少に伴い、 本年度で廃部が決定している紀の川市桃山町元の市立荒川中学校 (山本進校長) の女子ソフトボール部が、 16日から市立粉河中学校で開かれる那賀地区大会優勝に向けて意欲を燃やしている。
同部は40年以上続く伝統あるクラブ。 近年は日焼けを気にする生徒がいるなど敬遠されがちで、 新入部員の獲得が困難になっていたという。 廃部は昨年秋に学校会議で 「ソフト部を廃部にし、 他クラブの増員を図る」 などの目的で決定した。
同部のメンバーは3年8人と2年1人と全員がレギュラー。 エースで4番の西田早耶香主将 (14) を中心とする攻撃型のチーム。 今大会では、 失点をいかに抑えるかが勝利の鍵になる。 昨年夏の大会では地区予選を2位で通過し、 県大会に出場するほどの実力校だ。 西田主将は 「後輩にクラブを残せず、 廃部は悔しいです。 最後の大会は優勝を目指して頑張ります」 と話している。
校外コーチとして10年間生徒と関わってきた同市桃山町調月の会社員、 林光孝さん (54) は 「とても残念。 日々上達する子どもたちの成長する姿をみるのが楽しかった」 とし 「今チームは個々の実力があるので、 大会では力を合わせて優勝してほしいですね」 とエールを送る。
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