秋篠宮ご夫妻が来和　全国農業コンクール

秋篠宮ご夫妻が14日、 日本農業の発展と地域の活性化を目指す「第60回全国農業コンクール全国大会」(毎日新聞社、県主催、和歌山市民会館)に出席された。 ご夫妻は同コンクールに出席するため13日から2日間の日程で県入りし、 初日はめっけもん広場 (紀の川市豊田)など、 14日は中野BC(株)(海南市藤白)などを視察された。 ご夫妻の来和は9年ぶり4回目。

同コンクールは、 全国の農業経営を展開する個別農家などが独自の取り組みについて発表するもの。 節目の60回目を迎え、 和歌山で昭和50年以来36年ぶりに開かれた。 全国の農業関係者約1000人が詰め掛けた。

同館近くの沿道では、 市民が国旗などを振ってご夫妻を歓迎。 会場に入ったご夫妻は、 出席者の大きな拍手に笑顔で応えられた。

式で秋篠宮さまは 「日々、 創意工夫を重ねる皆様の農業への愛情が国民に伝わり、 被災地でも少しでも早く安定した農業ができるよう祈っています」。 仁坂吉伸知事は 「先進的な農業経営、 農業農村の発展に寄与する意義深いものとし、 この機会に和歌山の魅力も満喫してほしい」 と全国から訪れた来場者を歓迎し、 大橋建一市長は 「農業を取り巻く環境は依然として厳しい。 地産地消を目指し、 農業への理解と発展などを祈る」 と述べた。

この後、 ご夫妻は東日本大震災の被災地の写真などが紹介されたパネル、 県内の特産品の販売コーナーを視察された。