2011年08月01日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

災害時の情報共有へ 海南署と消防が初の訓練

海南署と消防が初の訓練

合同初動措置訓練を行う担当者ら

大規模災害の発生時、 警察と消防の情報を共有して被害を最小限に食い止めようと、 海南署と海南市消防本部は28日、 同市日方の同署で初の合同初動措置訓練を行った。

合わせて約40人が参加。 訓練は、 午前10時に紀伊半島沖を震源とするマグニチュード9・0の地震が発生し、 県沿岸部に大津波警報が発表されたと想定した。 参加者は庁舎3階の総合指揮室に 「災害警備本部」 を立ち上げ、 無線機、 パソコン、 重要書類などを持ち込み、 串本署や航空隊などから現場の情報が次々に入電した。 担当者は串本町に津波が到達した時刻や、 浸水、 火災被害などを逐一報告し、 情報を共有した。 また、 同署内の留置人の避難誘導なども行った。

実際の災害発生時には通信手段の寸断も想定されるため、 可能な限り消防から通信担当者を同署へ直接派遣し、 円滑な初動対応に努める。

同署警備課長の伊藤広貴警部 (45)、 同本部警防課長の立花幸晴司令 (58) の2人は 「今後は突発的なことにも対応できるよう、 常に情報共有化を図り、 減災につなげていきたい」 と話した。





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