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合同初動措置訓練を行う担当者ら |
大規模災害の発生時、 警察と消防の情報を共有して被害を最小限に食い止めようと、 海南署と海南市消防本部は28日、 同市日方の同署で初の合同初動措置訓練を行った。
合わせて約40人が参加。 訓練は、 午前10時に紀伊半島沖を震源とするマグニチュード9・0の地震が発生し、 県沿岸部に大津波警報が発表されたと想定した。 参加者は庁舎3階の総合指揮室に 「災害警備本部」 を立ち上げ、 無線機、 パソコン、 重要書類などを持ち込み、 串本署や航空隊などから現場の情報が次々に入電した。 担当者は串本町に津波が到達した時刻や、 浸水、 火災被害などを逐一報告し、 情報を共有した。 また、 同署内の留置人の避難誘導なども行った。
実際の災害発生時には通信手段の寸断も想定されるため、 可能な限り消防から通信担当者を同署へ直接派遣し、 円滑な初動対応に努める。
同署警備課長の伊藤広貴警部 (45)、 同本部警防課長の立花幸晴司令 (58) の2人は 「今後は突発的なことにも対応できるよう、 常に情報共有化を図り、 減災につなげていきたい」 と話した。
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