2011年08月10日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

ごみ処理施設建設へ 2市1町と住民協定

ごみ処理施設建設へ 2市1町と住民協定

2市1町の首長が調印した

紀の川市、 海南市、紀美野町の2市1町でつくる 「紀の海広域施設組合」 (管理者=中村愼司紀の川市長)は、 同市桃山町最上に広域ごみ処理施設を建設することを決め、 8日、地元住民と 「生活環境の保全」 「情報公開の徹底」 など6項目の基本協定を結んだ。 施設は平成27年の供用開始を目指す。
同市役所で調印式が行われ、 2市1町の首長と最上地区の区長ら計21人が出席。 各首長は調印書に署名し、 中村市長は 「組合および構成市町が連携し、 誠意を持って協定内容を遵守します」 とあいさつした。
計画では、 施設は山中の約3万平方メートルに、処理能力一日当たり67・5トンの焼却炉2基と、粗大ごみと資源ごみを同17トン処理できるリサイクル施設を建設する。2市1町では昨年、 同組合を設立し、候補地の選定を行っていた。
最上地区代表の三和自治区、 谷口義孝区長 (75) は 「ごみ処理建設の計画が出て15年。調印ができて胸が熱くなりました」 と悲願だった誘致について話した。
現在、 2市1町にある既存焼却炉の処理能力は紀の川市が一日当たり55トン、 海南市が150トン。 紀美野町は処理を海南市に委託している。
供用開始予定の27年度の2市1町の推計人口は現在より約3000人少ない13万4210人。





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