|
|
準優勝した剣道部女子の皆さん |
12日まで青森県で開かれた全国高校総体剣道競技女子団体の部で、 県立和歌山東高校剣道部(和歌山市森小手穂、 小川将広監督)が女子団体として県内初の準優勝に輝いた。 決勝トーナメント1回戦で対戦した興譲館高校(岡山)は、 過去何度も対戦したことがある強敵で、 今回の1勝が決勝までの弾みになったようだ。 大将の渡邊三佐子主将(17)は 「個人個人でなく、 チームの力で戦えたことが良かった」 と話している。
興譲館との対戦は、 先鋒戦で出口莉が序盤で安原に一本取られ、 中盤で取り返すも再度面を打たれ、 リードを許した。 次鋒戦は面を打ちに来た片山に渡邊美が胴で一本を決め延長戦の末、 貴重な1勝を取り返した。 中堅戦は松下が三谷と慎重に競り合い、 互いに譲れない試合の中、 延長戦で引き分けた。
副将戦は出口菜が中村に面を打った後、 不用意に面を打たれてしまい敗れた。 後がなくなった和東は大将戦で、 渡邊主将が丸山から一本を狙うが勝負がつかず延長戦に突入し、 粘り強く戦った末、 面で一本を勝ち取った。
勝負は代表戦にもつれ込み、 興譲館副将の中村に体勢を崩されながらも大将渡邊主将は小手一本で勝利を飾った。
辛勝で1回戦を突破し、 チームの機運も上昇。 勢いづいた和東は2対1で栃木の小山を破り、 準決勝では埼玉の本庄第一を2対1で下し勝ち進んだが、 決勝戦では茨城の守谷に3対1で破れた。
今大会で渡邊主将は優秀選手に選ばれた。小川監督(35)は興譲館との試合が評価されたのではないかとみている。
来年度の高校総体に向けて、 渡邊主将は 「自分にも他人にも厳しく、 一生懸命努力を怠らないで頑張ってほしい」 と後輩にエール。 今大会で補欠から代打で活躍した渡邊美は 「日本一を目指して、 個人団体ともに優勝を狙います」 と雪辱を胸に気合を入れている。 出場メンバーは次の皆さん。
監督=小川将広▽主将=渡邊三佐子▽選手=出口莉帆、 槇岡千誉、 松下杏実、 出口菜々、 井西唯、 渡邊美輝
|
03.スポーツ - 同カテゴリの記事
|