2011年08月21日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

毎月新作ベーグル販売 あすなろ共同作業所

毎月新作ベーグル販売 あすなろ共同作業所

「おいしいですよ!」と紹介する藤本さん右と内匠さん

海南市阪井の社会福祉法人一峰会 「あすなろ共同作業所」 では、昨年8月ごろから毎月新作のベーグルを販売しており、 今月で丸1年を迎えた。 これまで 「イチゴとアーモンド」 「ヨモギとあんこ」など15種類以上を開発。 少しずつ地域にも浸透し、 今では客から 「次何出るの?」 と期待の声も大きい。 同施設は 「地域から愛されるパンづくりを目指したい」 としている。

同施設は精神障害者など一般就労が困難な人が、 訓練などを通じて社会復帰を目指す多機能型事業所。

ベーグル作りを企画したのは、生活支援員の藤本真由さん(27)。「毎月1種類ずつ新作を販売したら、興味を持ってもらえて面白いはず」と、同会の他の共同作業所と競合しないようにベーグルに決めた。

当初は手探り状態で、使う素材によっては「パンが固い」と言われることもあったが、スタッフみんなで生地や新作について意見を出し合い、 取り組んできた。 結果、「チョコ」「チーズ」は大人気となり、定番商品に昇格した。

今月はオレンジとレモンのピール(皮)を煮詰めて使った「シトラス」を販売。 夏でもあっさり食べられるようにと考えた。9月からは 果物の秋らしく「ブドウとナシ」を開発中だ。

今後は惣菜ベーグルにも挑戦する。「ドライカレー」「ツナコーン」など人気の出そうなものから、「きんぴら」「みそ」など一風変わったパンも検討している。

藤本さんは「幅広い年齢層の方に食べて楽しんでもらいたい」とにっこり。 職業指導員の内匠一彰さん(42)は 「地元の特産品と合わせたパンを作り、地域を盛り上げていくことが夢ですね」 と期待を込めている。

パンは同市重根のJAながみねファーマーズマーケット「とれたて広場」、和歌山市西浜のJAわかやま農産物直売所・愛菜てまりっこで販売。 値段はプレーン100円、 他は一律120円。

詳しい問い合わせなどは同施設 (TEL073・487・5560) へ。





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