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大橋市長に報告する派遣職員たち |
台風12号で大きな被害にあった新宮市と那智勝浦町に派遣された和歌山市消防局と水道局の職員が9日、 市役所で大橋建一市長に活動内容を報告した。
消防局は4~8日に6人、 水道局は5~8日に2人の職員をそれぞれ派遣。 消防局は土砂崩れで生き埋めになった人の捜索などを水道局は医療機関を中心に注水活動を行い、 10リットルの給水袋200袋を現地に提供した。
警防課によると、 南檜杖地区では、 10時間に及ぶ、 2人の生き埋め者の救出活動を行ったがいずれも死亡が確認された。 木ノ川地区には重機が入れず、 手作業での活動を強いられたという。 その他、 那智勝浦町では孤立集落で自力歩行が困難な女性 (87) を救助したという。
同課の中村茂夫課長は 「もともと雨の多い地域ではあるが、 地元の人たちが 『こんな雨量は経験がない』 と話すほどの雨だったようだ。 新宮市内も家屋が床上、 床下浸水で大変な状況だった」 と話していた。
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