岩出市議選告示 定数18に21人立候補

任期満了に伴う岩出市議会議員選挙が18日告示。市制が施行されて初の議員選挙で定数18に新人8、前職2、現職11の21人が立候補、6日間の舌戦がスタートした。女性候補4人が名乗りを上げるのは町議選を通じて初めて。転入者が増え人口が着実に増加する中、過去8回の議会議員選挙をみると投票率が下がる一方、ボーダーラインが上がる傾向にあり、どの陣営にとっても読みにくい選挙戦を強いられそうだ。

立候補者(届け出順)

田畑氏 山本氏 宮本氏

玉田氏 福山氏 西野氏

吉本氏 井神氏 田中氏

市来氏 池田氏 増田氏

三栖氏 土岐氏 田村氏

松下氏 上野氏 榎本氏

倉本氏 尾和氏 山下氏

立候補の届け出受付は、午前8時半から市役所3階で行われた。受付開始までに21陣営が到着。始めに到着順に予備抽選し、届け出順番を決めるクジを引く順番を決めた。その後に本抽選し、届け出の順番を決めた。
受付を済ませた陣営は、街頭演説用ののぼりや選挙カーの表示板、運動員の腕章など選挙の 7つ道具 を手に足早に支持者が待つ選挙事務所へ。
各事務所で多くの支持者が見守る中、出陣式で第一声を上げた候補者は選挙カーに乗り込み、立候補のあいさつ回りへと出発した。
岩出市は転入者などにより年々、人口が増加しており、もともとの市民と新たに転入してきた市民の割合が逆転しているとも言われている。
岩出町での過去8回の議会議員選挙投票率を見ると、減少に一途をたどっている。
昭和52年87・63%、56年86・78%、60年84・98%と80%台を超えていたが、平成元年の無投票を境に5年が67・85%、9年61・57%、13年60・68%、前回の17年は56・42%と50%台になり、28年前に比べて30ポイント以上も落ち込んでいる。
一方、当落線はというと、前回17年の最下位当選者の得票は783票、前々回の13年は725票と700票台。その前の2回が9年537票、5年540票に比べ200票ほど上がっている。昭和の3回では60年541票、56年452票、52年(定数16)421票と8年前の選挙から一気に上がっている傾向にある。