FMワカヤマが1周年特番

和歌山市のコミュニティFM放送局「エフエムワカヤマ」(山口昭昌理事長) が1日に開局1周年を迎え5日、 同市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)のサテライトスタジオから12時間特別番組 「BANANA FM 1周年だよ全員集合」 を生放送した。 同局メーンパーソナリティーの宇和千夏さんと山崎文香さんが交代で進行。 パーソナリティーを務める約40人がゲストに来場。 それぞれの番組への思いなどを語った。

開局特番はサテライトスタジオをメーンに、 モンティグレ内の手作り雑貨マーケットからも生中継。 山口理事長自らが機材を持って宇和千夏さんがマーケットの店主などの声を聞いた。 またスタジオには数多くのリスナーが訪れ、 普段は見ることのないパーソナリティーとの触れ合いを楽しんでいた。
エフエム和歌山は、 全国約230のFM局では10局あまりというNPO法人として誕生。 山口理事長は1周年を迎えうれしかったことは 「リスナーとスタッフ全員が同じ時間を共有できた」、 苦しかったことは 「一部行政などと防災協定が進まなかったことですね。 台風や地震などの情報を瞬時に流せる地域FM放送の利点を理解していただき今後の課題につなげたいと思う」 と振り返り、 今後の放送については 「市民の音楽文化の向上。 それと公的機関の情報なども流していきたい。 速報性という優れた点をアピールしたい」 と話した。
他局での出演も多く、 放送開始からマイクを握り最多出演の宇和さんは 「エフエムワカヤマは、 リスナーが今までの局より近く感じました。 私とリスナーだけでなく、 リスナー同士がメールのやりとりをしたり新しい関係が生まれたのもうれしいですね」 とコミュニティFMならではの距離感について話した。