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高速料金の値下げにより利用者減が続いている南海フェリーへの県の支援について仁坂吉伸知事は19日、 来年度以降の航路維持に向けて国に施策実施を訴えていく考えを改めて示した。 県議会本会議で小川武議員 (自民) の一般質問に答えた。
南海フェリーへの県の支援は、 徳島県と連携し同フェリーを利用し両県内に宿泊する人を対象に高速料金並みの料金値下げの優遇措置を検討。 県は6月補正予算案に1億円を計上している。
仁坂知事は 「高速料金大幅値下げはフェリーに大きな打撃となると予想し、 国にフェリー航路維持のための需要喚起策を検討するよう強く要請してきたが、 遺憾ながら21年度補正予算でも施策が打ち出されなかった」 と説明、 緊急避難的に対策を行ったものと理解を求めた。 その上で、 今後の取り組みについて 「フェリー対策はあくまでも国の責任で行うべきもの。 引き続き国に強く訴えていく」 とした。
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