粉河で第１回とうろう祭り

紀の川市の粉河駅前とんまか通り商店街通り周辺で20日、第1回粉河とうろう祭(同実行委員会主催)~とんまか通りに愛と光を~が開かれ、道路の両端約200メートルに700個の灯ろうが設置され、夜の街を彩った。

勝田胃腸内科外科医院駐車場で開かれた式典では、中村愼司会長、前田良蔵教育長らが来賓として出席。式典後、同実行委員会のメンバーらがろうそく一本一本に火をともした。夕日が沈むと灯ろうは優しい光を放ち、来場者らは「きれいね」や、「灯ろうの絵がかわいい」と楽しんだ。

また同駐車場で開かれたライブは、粉河出身のTONPEIさんが「あなたのそばで」、「見あげてごらん夜の星を」などを熱唱、内海友里さんがピアノ、竹本杏奈がバイオリンで心地いい音色を演奏し、約200人の観客は音と光に酔いしれた。

演奏後、TONPEIさんは「故郷の人に喜んでもらってよかった。今日は星が出なかった分、灯ろうが門前町に映えましたね」、同イベント総合プロデューサー山田尚司さん(64)は「1回目ということで来場者が来るか半分不安でしたが、地域の人も喜んでくれていたのでよかったです」と胸をなで下ろしていた。