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「紀の国マアム」発売に先立ち開かれた発表会 |
和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国(妻鹿愼郎支配人)は、安心のナチュラルグルメブランド「紀の国マアム」を開発し、1日に発表した。同ホテルのオープン10周年を記念した10品目のプライベートブランドで、健康と環境に配慮するという「ロハスなホテル」のテーマに沿って誕生。13日に行われるイベント「LOHASフェア」で販売された後、ホテルの販売コーナーに並べられる。
「紀の国マアム」は同ホテルのレストランの料理長やシェフらが腕によりをかけて開発。太地町のクジラを使った「南紀太地の鯨しぐれ煮」▽南高梅や紀伊水道のタイなど紀州の恵みを使った「ふりかけ」▽生石高原卵を使った「なめらかプリン」▽黒大豆をふんだんに使った「紀州鞆渕黒豆ロールケーキ」など、県内産の食材にこだわっている。同ホテルは、近くに県立近代美術館や県民文化会館などがある立地条件から和歌山の文化発信の地を意識して運営。また同時に「食文化の発信地であり続けたい」という思いでブランドを開発したという。
発表会では、「紀の国マアム」の材料を提供した食品会社やJA、牧場経営者などが出席。なめらかプリンを開発した同ホテルのイタリア料理店ツインバードの山本幸司シェフ(39)は「普通は100~120度で15分程度で蒸し焼きするのですが、このプリンは80度の低温スチームオーブンで30分から40分かけてじっくり蒸し焼き、コクと甘みを凝縮しました」と味の秘訣を話した。
「紀の国マアム」の各商品は13日に先立ち、一部を除いて10、11の両日、和歌山ビッグホエールで開かれる和歌山商工まつりでデビューする。
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