2009年11月07日

02.政治・経済/05.紀の川・岩出・海南・紀美野/064紀の川市W選 5万票の行方

市議選旧5町別分析〈4〉

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市内で最も東に位置する那賀地区。 有権者の多くが農業に従事。 現在カキの収穫期のため 「話を聞いてくれない」 と各陣営には焦りの声も。

同地区は町議10期、市議1期を務めた黒田七郎氏(76)=無現=が引退を表明しており、前回選挙の1203票の行方が注目される。黒田氏は「後継者を立てていないので、票は取り合い」と話している。 また、同地区には、新人2人が立候補を予定しており、土地柄、きずなが強く固まっている票田に、どこまで切り込めるかが選挙戦の鍵になりそうだ。

立候補を表明しているのは、 堂脇光弘氏(62)=無現=、 原延治氏(71)=無現=、 坂本康隆氏(65)=無現=、 東中英人氏(57)=無新=、 玉西秀義氏(54)=無新=の5人。

堂脇氏は前回1233票で13位当選ながら、 かなり険しい表情。 立候補の決意が遅れ10月に入ってからの活動に「2、 300票落としているのでは」 と話すが、 後援会からの信頼、 結束力、 ともに厚く、 巻き返しの力は十分。

原氏は、 引退する岩﨑健男氏(80)=無現=の応援を受け桃山地区に切り込みをかけたいところ。 町議7期市議1期の実績で、 前回票に岩﨑氏、 黒田氏の票を取り込めば安全圏内か。

坂本氏は今回の注目株。 日ごろの奉仕活動などから地域の信頼が厚いとされており、 前回の22位当選から、 大きく躍進しそうだ。

東中氏は、どぶ板選挙で懸命に知名度向上を図る。 アピール点は那賀区長会会長、 那賀福祉委員会会長、 同市自治連絡協議会会長などの実績。「弱い人の立場に立った政治を」 をスローガンに掲げ、懸命に追い上げを図る。

玉西氏は、 慣れない選挙戦ながら県地域活動連絡協議会副会長、 同市同協議会会長の実績と、 後田東、 西地区からの推薦を受け、 必死に戦う。 市内全域の若年の親層と立候補予定者が手薄な地区南部の地元票をしっかり押さえたいところ。



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