2009年11月07日

00.社会

日弁連が人権シンポジウム

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意見をぶつけ合うパネラー

日本弁護士会連合会 (宮﨑誠会長) 主催の第52回人権擁護大会が5日、 和歌山市で始まった。 6日に開かれる大会での宣言案・決議案の審議と採決を前にシンポジウムを開催し、 約2300人が参加。 市民会館で開かれた分科会は 「いま表現の自由と知る権利を考える~自由で民主的な社会を築くために」 がテーマ。 ビラ配りなど市民による表現行為、 マスメディアやインターネットの表現の自由など各方面から議論を重ねた。 同大会の県内開催は初めて。

パネルディスカッションでは、 「ビラ配りなど市民的表現の自由についてどう思うか」 というテーマについて、 桃山学院大学国際教養学部教授の境真理子さんは 「チラシを受け取る人は、 他人の意見を聞き豊かになることもある。 表現の自由が生活の基盤を守るということを文化として根付かせるのが大事」と述べた。

ジャーナリストの江川紹子さんは 「内容によっては、 チラシを受け取る側が警戒するという気持ちもわかり、 表現の自由と言いにくい」 と意見すると、 立命館大学法科大学院の市川正人教授が 「例えば集合住宅なら、 『ビラを入れてもいい』 という人もいる。 知る自由も侵害しており、 住民の総意を確立する必要がある」 と話し、 報道関係者や教育者などさまざまな立場から見た見解をぶつけ合った。



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