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(株)東京商工リサーチ和歌山支店 (村上信二支店長) は、 昨年12月の県内倒産状況を発表した。
件数は8件、 負債総額は8億9300万円で、 件数は前月比1件増加、 前年同月比3件減少。 負債額は前月比5億3500万円増加、 前年同月比4億2600万円減少した。 ここ20年で、 12月単月としては件数が15番目、 負債額も15番目だった。
負債1億円以上の倒産は和歌山市の型枠工事業者など4件。 1億円未満の倒産は、 建設業が1件、 サービス業が3件だった。 収益面と業績の低調が主な原因の倒産が4件、 既往のしわ寄せが4件だった。
同支店は 「県内では住宅着工戸数、 新車登録台数などは前年同月を上回ったが、 鉱工業生産指数が14カ月、 大型小売店販売額が20カ月連続で前年同月を下回り、 有効求人倍率も0・53倍と低く経済の厳しさは変わっていない」 と懸念している。
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