参院選和歌山選挙区、民主党公認候補に島さん擁立へ

7月に予定されている参院議員選挙和歌山選挙区候補者に、 民主党が特定非営利活動法人わかやまNPOセンター専務理事の島久美子氏(53)の擁立を固めたことが、複数の関係者への取材で分かった。 近く幹事会が開かれ正式決定する。 島氏は本紙の取材に 「今は連絡を待っている状態」 としている。

民主党県連 (岸本周平代表) は、 公募していた16人から書類審査などで6人の候補者を選出。 昨年11月、 和歌山市内で面接を行い、 県選出国会議員ら役員による公募審査委員会で島氏を含む2人を選び党本部へ上申していた。 党本部は、 本部に応募のあった県出身者ら数人を含め検討を続けていた。

島氏は、 和歌山信愛女子短期大学を卒業後、 NPOボランティア団体事務局長などを歴任。 平成13年、 NPOの中間支援組織わかやまNPOセンターの設立に尽力し、 同センターが県から委託運営する県NPOサポートセンター長、 和歌山大学非常勤講師などを勤めてきた。 本紙で 「民の力で社会を変える」 を連載、 エフエムワカヤマで県NPOサポートセンター提供番組 「元気NPOステーション」 のDJなどを務めていた。

参院選和歌山選挙区には、 鶴保庸介氏 (42) =自民現=、 吉田雅哉氏 (34) =共産新=が、 それぞれ党公認候補として出馬を表明しており、 三つどもえの激戦が予想される。