2010年03月18日

02.政治・経済

紀の川市の京奈和道、貴重種確認せず工事

近畿地方整備局和歌山河川国道事務所は17日、 紀の川市登尾地区の京奈和自動車道・紀北西道路の改良工事で環境省の植物版レッドリストで準絶滅危惧種となっているカワヂシャ (1株) の生育状況を確認せずに工事を進めていたことが分かったと発表した。 今後、 周辺に残されたカワヂシャの種子を採取し適地にまくなどの保全対策を講じるとしている。

カワヂシャは水田などに生えるゴマノハグサ科の越年草で、 国内では中部地方以南に生息する。 同工事の環境影響評価の現地調査で登尾地区の2カ所、 和歌山市弘西の1カ所の田や休耕田のあぜで1~10株の生育を確認。 工事実施にあたっては再度確認調査を行い、 学識経験者の意見を聞きながら適切な保全対策を講じるとしていた。





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