2010年05月01日

02.政治・経済

県内観光客、主要地は軒並み減少

平成21年の県内の観光客入込数は3096万7000人で前年比1・2%減となり、 過去最高を記録した平成19年の3208万人から2年連続で減少したことが県の観光客動態調査 (速報) で分かった。 新型インフルエンザや長引く景気低迷で多くの主要観光地で軒並み減少した中、 高野町のみ総数で3・2%増加、 白浜町も日帰客が2・2%増え根強い人気がうかがわれる。

調査結果によると、 県全体で宿泊客は5・8%減の513万6000人、 日帰客は0・2%減の2583万1000人。

主要観光地別では、 那智勝浦町が10・7%減の183万4000人 (宿泊客12・0%減84万2000人、 日帰客9・6%減99万1000人)、 旧串本町が10・3%減115万7000人 (宿泊客3・3%減29万9000人、 日帰客12・5%減85万7000人) と両町の落ち込みが大きい。 続いて和歌山市の4・2%減の589万1000人(宿泊客7・7%減53万5000人、日帰客3・9%減535万6000人)。

このほか、 高野町は3・2%増126万5000人 (宿泊客2・5%減31万人、 日帰客5・2%増95万4000人) ▽田辺市龍神村2・0%減57万1000人 (宿泊客6・3%減5万9000人、 日帰客1・5%減51万1000人) ▽田辺市本宮町1・3%減138万4000人 (宿泊客5・7%減13万6000人、 日帰客124万7000人) ▽旧白浜町1・5%減324万8000人 (宿泊客3・6%減200万5000人、 日帰客2・2%増124万2000人)。

宿泊客の発地別内訳は近畿が52・6%の270万2000人でトップ。 次いで県内13・7%、 70万4000人▽関東10・5%、 53万7000人▽東海9・0%、 46万2000人などが続いている。 外国人は2・5%の12万8000人。

観光庁の宿泊旅行統計調査では昨年の全国延べ宿泊客数は前年比5・4%減の2億930万人。和歌山は5・4%減の327万2000人となっている。





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