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JR和歌山駅前で演説する市田書記局長 |
日本共産党の市田忠義書記局長(67)が28日来和し、参院選和歌山選挙区に立候補している新人、吉田雅哉氏(34)の応援演説を行った。市田書記局長はJR和歌山駅前に集まった多くの支持者を前に、民主党が進めようとしている消費税増税施策をばっさり切り捨て、「共産党の躍進で増税ノーの結果を出そうじゃありませんか」と声を張り上げた。
市田書記局長は消費税について「大企業減税のための財源づくりが目的。暮らしが大変な人ほど重い負担になる、反福祉の税金だ」と批判。ヨーロッパに比べて高いとされる法人税については「日本の大企業にはいろんな優遇税制があり、それを含めて考えるとヨーロッパと変わりない」と述べ、増税ではなく「思いやり予算」など事業仕分けの対象外にされている無駄遣いをなくして財源をつくるべきだと訴えた。
また、「働くなら正社員、時給1000円以上が当たり前。中小企業は大変だから国に支援させよう」「町工場の人が安心して仕事ができるように下請け代金をきちんと大企業に払わせよう」と共産党が提唱する経済成長戦略を説明し、賛同した聴衆らは大きな拍手でエールを送った。
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02.政治・経済 - 同カテゴリの記事
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