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和歌山市議会の議員定数を40から38に削減する条例改正案が1日、 9月議会本会議で議員発議され、 賛成多数で可決された。 来春の一般選挙から適用される。
条例案は、 超党派の議員30人の連名で提出。 本会議では、 提出した議員を代表して宇治田清治議員(市民クラブ)が 「市の財政状況が予断を許さない状況にあることは一つの要因だが、 諸般の理由から議員自らの責任で削減すべきものと判断した」 と提案理由を説明。 一方、 反対の立場から大艸主馬議員(共産)が 「(議員の数が減れば) 議会に少数意見が届きにくくなる。 多面的な市民の要望を担うために減らす根拠がない」 と述べた。 起立採決では、 共産党市議団や、市民クラブと民主クラブの一部などが反対した。
このほか、 尖閣諸島における中国漁船の我が国領海侵犯事件に関する意見書、 国立大学法人運営費交付金の見直しに関する意見書も可決された。
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和歌山市議会の9月定例会は1日、 一般会計補正予算案など14議案を可決し、 閉会した。
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