2010年11月01日

02.政治・経済

新しい公共を考える、NPOがフォーラム

わかやまNPOセンター

パネリスト4人が熱く議論

わかやまNPOセンター(岩田誠理事長)は30日、 和歌山市西高松の和歌山大学生涯学習センターで新たな支え合いの地域づくりへ 「新しい公共」 を考えるフォーラムが開かれた。 講演では「新しい円卓会議」委員長で京都造形芸術大学教授の寺脇研さんが講師を務め 「新しい公共とは生涯学習のこと。 人にほどこすのではなく、 自分が何かを得ているから労力やお金も使ってやれる」 と京都や福井での活動を例に挙げながら話した。

フォーラムは、 ことし6月に政府が発表した 「新しい公共宣言」 をどう具体化していくのか行政、 議会、 市民の立場から検討することで、和歌山での公共のあり方を考えようと開催。 寺脇さんは 「新しい公共ってなんだ」 をテーマに講演し、 「税金は公共のために使われる。 ならば同じように公共的な活動に使われるのなら、 NPOなどに寄付してもよいのでは」 「例えば、 映画のロケ誘致。 民間でもできるのに行政の事業が弊害につながる」 などと持論を展開した。

パネルディスカッションは和大の堀内秀雄副学長がコーディネーターを務め、 「地域の担い手創出の仕組みは誰が作る、 どうつくる?」 をテーマに討論。 寺脇氏、 岸本周平衆院議員や山下直也県議会議員、 WACわかやまの中村富子理事長がパネリストとなり、 中村理事長は 「行政とのかかわりでNPOを業者と見なされたことがあった。 行政とNPO、 NPOを必要とする市民が同じ立場でないといけない」、 岸本議員は 「NPOだけが新しい公共の担い手ではない。 どこで決めるかが争点の一つ。 和歌山は広い意味での新しい公共の担い手が多い」 などと述べた。





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