2010年11月15日

02.政治・経済

横顔

仁坂 吉伸候補(60)無現
仁坂 吉伸候補(60)無現

温かい改革へ誠心誠意
「生まれ故郷のために尽くさせてもらって楽しかった。 ピンチもいっぱいあったけど、 辛いことはすぐに忘れるんでね」。 前知事の不祥事、 財政難など、 大きな壁にぶつかっていた県政を、 持ち前の明るさで一歩ずつ着実に立て直してきた。

和歌山市出身。 桐蔭高校卒業後、 「日本経済に貢献したい」 と東京大学経済学部経済学科を修了し、 通商産業省幹部、 ブルネイ国大使を経て平成18年に県知事に就任した。 「知事は孤独な仕事」 と言う人もいるが、 「孤独感なんて感じる暇がなかった。 相談できる、助けてくれる人もたくさんいるから」 とにっこり。

長所は明るさ、 誠実さ、 短所は 「せっかちかな」 と分析。 趣味はチョウ採集で物心ついたころから変わらない。 自宅には約150箱の標本があり、 公務の後深夜2時ごろまで標本整理に熱中することもある。 好きな言葉は 「誠心誠意」。 弱い立場の人に心を配る 「温かい改革」 で、 さらなる高みを目指す。


藤本 眞利子候補(56)無新
藤本 眞利子候補(56)無新

庶民派、初の女性候補
27歳から19年間、 「課題を持った子どもはクラスの宝」 をモットーに小学校の教壇に立っていた。

「なぜ教育予算がつかないのか。 つかないのならつける」 と和歌山市議選に立候補。 市議と県議を2期ずつ務めた。

知事選では初めての女性候補。 「これまでは官僚など役人が知事になってきた。 庶民の中から知事が出れば、 これも初めてとなる。 頑張っている女性を勇気付けることにもなれば」 と意気込む。

自他共に認める前向きな性格。 「嫌なことは覚えない。 大ざっぱなだけなのかも」 と笑う。 ストレス発散はお酒で。 最近の楽しみは焼酎。 特に芋焼酎がお気に入りだ。 元気がないときは、 知人に作ってもらった応援歌 「リスタート」 を聴けば励まされる。

「和歌山を元気にしたい。 仕事を生み出さなければならない。 財政健全化も重要だが、 景気を刺激し、 暮らしを成り立たせる施策を」 と語気を強めた。


洞 佳和候補(62)無新
洞 佳和候補(62)無新

アユ釣り好きの行動派
自分がどんな立場に置かれても県民、 国民を裏切らない政治家に。 そんな思いを胸に出馬表明。 家族に報告した際には 「びっくりしていたが一度決めたら仕方ない」 と言われた。 今では親戚一同 「頑張って」 とエールも。

県立古座高校卒業後、 国鉄和歌山電気区に入社。 国鉄労働組合新宮電気区分会長、 国労新宮地区協議会議長などを歴任し、 平成19年退社。 現在シニア社員として働いている。

紀南方面の農家とかかわりが深く、 「第一次産業の拡大」 を訴える。 生まれ育った古座川町について 「静かで空気や水もいいがお年寄りは移動に苦労する。 農林業をどう活性化させていくかが今後の課題、 特色を生かして光を当てていきたい」。

趣味はアユ釣り。この夏には10回ほど出掛けた。

お気に入りの場所は本人所有の里山。 好きな言葉は 「行動力」。 「動かないことには物事は前に進まない、 くよくよせず前向きに」 と笑った。





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