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(株)東京商工リサーチ和歌山支店(中西秀樹支店長)は、 11月の県内倒産状況(負債総額1000万円以上)を発表した。 件数は15件(前月比2件増、 前年同月比8件増)で、 5、 6月と並んでことし最多。 11月としては過去10年でも最多となった。
負債総額は20億円(前月比12億650万円増、 前年同月比16億4200万円増)。 10億円以上の大型倒産が1件発生したほか、 1億円以上が3件発生して総額を押し上げた。
産業別では「建設業」 「卸売業」が各4件で最も多く、「小売業」 3件、「製造業」 2件、「一次産業」「サービス業」 各1件と続いた。 原因別では 「販売不振」 が13件で最多。
地域別では和歌山市が3件、 紀の川市、 海南市、 御坊市、 新宮市が各2件、岩出市、田辺市、伊都郡、東牟婁郡が各1件。
同支店では 「これまで国のさまざまな公的支援策により倒産件数は抑制されてきたが、 エコポイント半減などで今後、 駆け込み需要の反動による景気停滞は避けられない見通し。 県内でも公的支援策を利用しながらも息切れ倒産する企業が多発する可能性を秘めている」 としている。
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