2010年12月20日

02.政治・経済

和歌山市が広告会社と提携し地域情報誌配布へ

協定書に調印した大橋市長とサイネックスの村田社長

協定書に調印した大橋市長とサイネックスの村田社長

和歌山市は、 出版、 広告サービス情報会社の(株)サイネックス(本社・大阪市中央区、 村田吉優社長)と行政や地域情報を盛り込んだガイブック 「わかやま暮らしのページ」 の官民協働発行に関する協定書を交わした。 発行に際して市の財政負担はなく、 来年5月ごろに完成する予定で、 市内全世帯(約15万世帯)に配布される。

同社は、 主に全国33都府県1600地区で50音別電話帳 「テレパル50」 を発行。 別事業として、 地方自治体と協働して 「市民便利帳」 などのガイドブックを発行し、 行政や地元事業者の情報を発信。 現在約200の地方自治体と提携している。 県内では新宮市に続いて2例目。
「わかやま暮らしのページ」 はこれまで市が平成12、 15、 19年度に作製。 製作費と配布費合わせて約1500万円かかっていた。 今回、 同社と提携することで製作費などは広告費でまかなうため市の財政負担はゼロ。 さらに、 行政情報だけでなく地元企業や地域情報、 市独自の文化や歴史に関する話なども盛り込むことで密度の濃い情報誌に仕上げるという。

このほど行われた協定書の調印式では、 大橋建一市長が 「協力に感謝します。 これまでは 『官』 が作っていたので民間のことは載せにくく限界があった。 情報発信が充実すればうれしい。 これからもよろしくお願いします」 と謝辞。 これを受け村田社長は 「行政情報は生活になくてはならない。 官民協働で充実した行政サービスを実現できると思う。 期待に応えられるように頑張りたい」 と述べた。

平成19年度に発行された 「暮らしのページ」
平成19年度に発行された 「暮らしのページ」





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