2011年04月04日

02.政治・経済

自粛、花冷え、人出少ない選挙サンデー

和歌山市選挙区

支持を訴える候補者

県議選(10日投開票)の期間中、 唯一の日曜となった3日、 和歌山市選挙区(定数15)でも大型ショッピングセンター、 主要駅前などで各候補がそれぞれの政策を売り込む姿が見られた。 この日は最低気温5・9度と花冷えとなり、 自粛ムードもあって和歌山城の花見客も例年の週末より少ないなど人出が見込めない中、 各陣営は一人一人へ握手を求め支持を訴えた。

週末、 各候補が市内の企業や会館などで、 個人演説を繰り広げた。 東日本大震災を受け、 東南海・南海地震の発生を懸念し、「マグニチュードなど被害想定を見直すべき」 「地震に強い和歌山県を」 と防災対策の強化を訴える陣営が多かった。

自転車で義援金を募る、 ある現職候補は、 市内を奔走し要所で立った。 ハンドマイクは持たず、 党名の入っていない 「がんばろう日本」 と書かれた旗を立てた自転車の横で、 募金してくれた人に感謝の気持ちを伝える。 「政策については口にしない。 『こんな時に選挙か』 という声がある中で、 できるだけの配慮をしないと」。 また、 あるベテラン現職は、 震災を受けて自身の経験から見た医療充実の重要性、 所属党が過去に御坊市などで原発建設に反対したことなどに触れ、 「震災復興の財源も求めていきたい」 と声高に訴え、市内商店街の支持者へ握手を求めて草の根活動を展開した。

また、 震災で住民から街宣車による演説への抵抗があるという声もあり、 拡声器を使わない活動へ切り替えた陣営もあるといい、 各陣営は支援呼び掛けの方法に頭を悩ませている。

県選管は2日、 和歌山市内の大型量販店で啓発グッズ約3500個を配り広報した。





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