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小冊子をPRする風神所長中と社員 |
和歌山市黒田の(株)起業家支援研究所・風神会計事務所(風神正典所長)は、 同社の環境とビジネスの両立に向けた取り組みを小冊子 「エコアクション21の取組」 にまとめた。 電力不足が懸念されている夏の節電対策の参考になればと、 企業などに無償提供し、 利用を呼び掛けている。
「エコアクション21」 は、 事業所の環境に配慮した取り組みが、 環境省のガイドラインに適合していることを認証し、 登録するもの。 二酸化炭素排出量、 廃棄物排出量、 水使用量の3項目を把握し、 削減やリサイクルに取り組むことが必須となる。
風神所長(56)は、 環境プランナーの資格取得をきっかけに 「環境を切り口とした組織的な経営改善への取り組みができる」 と理解。 社員一丸となって各項目ごとに目標や活動計画を定め、 改善に努めた。 昨年8月に認証、 登録され、 現在も継続して取り組んでいる。
小冊子は約1000部作製し、 活動内容のほか、 平成21年10月から12月と同22年1月から6月までのデータ、 前年度との比較、改善点、問題点の是正などを細かく記載している。 電力消費量ではトータル約10%の削減結果にも成功している。
全体管理責任者の中山恵理さん(27)は 「実践することで経費面での無駄が分かった。 少しの工夫や積み重ねで変わると思う。 自分たちの取り組みを見てほしい」。 風神所長は 「(関電が呼び掛ける)15%節電はとても大きいが、 重く感じずに知恵を出し合って行う削減の一環として利用してもらいたい。 エコアクションの取得を目指し、 工夫することで意識も変わってきます」 と話している。
小冊子の申し込みは同社ホームページ(http://www.kazetax.com/)から、またはメールで住所、名前、電話番号、「エコアクション21の取組」希望と明記し、同社(soumu@kazatax.com)へ。問い合わせも同社(TEL073・471・9898)。
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