|
和歌山市は2日、 171万8000円減額する一般会計補正予算案を発表した。 地方交付税の増額と、 市債の減額などマイナス補正となったが、 街路用地先行取得のための予算を特別会計から捻出したため、 特会は4億2460万円の補正額となり、 一般会計と特会を合わせた補正額は4億2288万2000円。 一般会計の減額補正はここ10年なかったという。 9日開会の市議会9月定例会に提案する。
補正後の平成23年度一般会計予算は1343億5387万円。
地方交付税が予想よりも多い14億691万5000円交付され、 起債予定だった 「臨時財政対策債」 (国が償還費用を負担する市債)を10億2420万円減額することができた。
また、 松島本渡線など3路線の事業費で、 国庫補助金が市の要望額に届かず、 総額5億8329万3000円の減額となったことも減額補正の大きな要因。 減額分を補填(ほてん)するため、 特会から4億2460万を拠出した。
今回は、 国の 「緊急雇用創出事業臨時特例基金活用事業」 を活用した事業が総額3937万2000円あり、 そのうち、 市内のウオーキングコースを調査し、 ガイドブックを作成する事業に451万9000円▽避難所の運営強化を図るため、 立地環境や収容人数などをデータベース化する事業に285万7000円▽災害ボランティアセンター設置運営のマニュアル作りや実地訓練などに180万1000円など。
この他、 母子家庭高等技能訓練促進費等給付を28件から45件に増やすための予算2010万4000円▽市立藤戸台小学校プール建設のための設計委託料1000万1000円▽65歳以上の高齢者の集う場所として 「ふれあいの居場所」 を開設するための予算352万円▽空き店舗の入居者への改装費と家賃補助を14件から28件に増加するための予算570万5000円。
|
02.政治・経済 - 同カテゴリの記事
|